Q.なぜ、数多くの法人の中から、さくら福祉会を選んだのか?
A.「何か運命めいたものを感じました。」
さくら福祉会に入職する前は、工場で働いていました。工場の仕事にやりがいがなかったわけではありませんが、もっと人と人との関わりが持てる仕事に就きたいなあと思っていました。当時、注目が集まり始めた介護に興味を持ち始めた矢先、私が住んでいる同じ旧松山町内に、さくら福祉会として、初めての事業所となる「特別養護老人ホームさくらホーム」の開所を知りました。
介護の仕事はまさに「人との関わり」であり、ご利用者様を一番に思い仕事をしていくので、今とは違うやりがいをみつけて、さらに自分が育った地元に地域貢献もできると思い応募しました。何か運命めいたものを感じました。
Q.あなたにとってやりがいは何か?
A.「「ありがとう」と言ってもらえる事が喜びで
やりがいにつながっています。」
今は施設長として、事務的な業務もありますが、ご利用者様と関わるときは、心に余裕を持って接することを心がけています。
日々何気ないことかもしれませんが、声を掛けるとにっこりと笑顔を返してくれるときや、ときに耳掃除をしてほしい、背中をかいてほしいと頼まれると、心を許してくれているなあと感じます。素直にご利用者様が頼りにしてくれることが嬉しいです。ご利用者様と地元の話をしていると、以前からの知り合いのようにみえる、と職員に言われることがあります。ご利用者様の日常に寄り添い、「ありがとう」と言ってもらえる事が喜びでやりがいにつながっています。
Q.プライベートの過ごし方は?
A.「かわいい孫が一番の癒しです」
食べることが好きなので休日は、家族と食事に出掛けるのが楽しみです。食べ放題で美味しいものを沢山食べると、翌日からの元気をチャージできます。最近はコレステロール値やカロリーも気になるところですが、食べた全てのカロリーを仕事で燃焼していますね。(笑)
一番の楽しみは、関東に住む孫二人に会いに行くことです。先日は孫と水族館に行ってきました。水族館に行ったのも何年か振りだったので、私自身わくわくしましたし、孫の喜ぶ姿をみると癒されました。まだ、幼くてかわいい孫の成長をみると、気持ちもリフレッシュできてまた頑張ろうと思います。
Q.思い出に残るエピソード
A.「ご家族様に人生の最期をさくらホームで過ごして良かったと言って頂いたときは、介護という仕事をやっていて良かったなと思いました。」
あるご利用者様は、体に麻痺があり自分で食事をとるのが難しく、食事介助が必要でした。介助をしても、食事がなかなかとれなくなったとき、食べるときの体の角度や体の麻痺の影響がない食べやすい体勢を考え、できるだけ食べたいものを食べてもらいたいと、心も身体も寄り添っての食事介助をしました。
言葉で表現できなくとも、笑顔を見せてくれたときはほっとしました。「ありがとう」と言われている気がしました。その後、看取りとなり、ご家族様に人生の最期をさくらホームで過ごして良かったと言って頂いたときは、介護という仕事をやっていて良かったなと思いました。
Q.どういった施設を目指していますか?
A.「ご利用者様一人ひとりに合った温かい介護、心配りの介護をしてご利用様に寄り添っていきたいですし、そういった介護がいつもできる施設」
さくら福祉会は、サービスの違う事業所が多く、特養、多機能、グループホームと色んな経験をさせてもらいました。勤務した施設それぞれ思い出があります。楽しいことや時に辛いこともあると思いますが、職員には常に平常心でご利用者様と関わってほしいなあと思います。
介護はやり方ひとつを取っても、皆同じようにやればいいということはありません。ご利用者様にとって何が一番かを職員全員で一緒に考え、私もできる限りご利用者様一人ひとりに合った温かい介護、心配りの介護をしてご利用様に寄り添っていきたいですし、そういった介護がいつもできる施設を目指して精進してまいります。